手形貸付

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手形貸付という融資があるのですが、これは借入用の手形を銀行にいれてる事なのです。

手形貸付は書類が簡単なことや収入印紙が安く済むメリットがあります。

また、１年以内の短期の借り入れでは手形貸付が行われます。

この場合ですと１年以内の短期資金ということで借りることになるのです。

会社では賞与資金や決算といった場合には長期借入はやらず、原則として短期資金借入という事になりますので手形貸付が利用されることになります。

手形貸付はお金を借りる時の一つの方法です。

手形貸付は銀行に約束手形を振り出して融資を受ける方法です。手形を振り出すには当座預金の口座を持っていなければなりませんから、個人で持っている人はまずいないでしょう。

手形貸付は、決算資金や証書資金あるいは運転資金など１年以内の短期の貸付において使われます。

手形貸付を選ぶメリットは貸付の手続きが簡単なこと、印紙税が証書貸付と比べて安いことなどがあります。

お金を借りる方法にはもう一つ方法として、証書貸付があります。

家を買う時や車を買う時など今までにお金を借りた事のある人ならばご存知のことと思いますが、銀行やその他の金融機関からお金を借りるときには用意された書類に必要事項を書き込み、印鑑証明や住民票などを用意し提出します。その後審査が通れば無事にお金を借りることができるのです。

このように証書によってお金を借りる方法は証書貸付といいます。個人でも会社でもよく行なわれる方法です。

会社においては証書貸付は、設備投資や運転資金など１年以上の長期借入をする時によくおこなわれます。

手形貸付と間違われやすいものに手形割引があります。

手形貸付はお金を借りる会社が銀行を受取人に手形を振り出すものです。手形割引は売掛金の回収で受け取った手形を銀行に割り引いてもらうものです。

売掛金として受け取った手形は「買掛金として他の会社に回す」「銀行に取立依頼をする」かの二つの方法があります。

取立依頼は、手形に書かれている日にちが来たら自分の通帳にお金を入金してくださいとお願いするものです。現金化されるのは手形に書かれている日まで待たなければなりません。受け取った手形の日付にもよりますが現金化できるのは数カ月先のことです。

手形割引は他の会社が振出した手形でお金を借りること、手形貸付は自社の振出した手形でお金を借りることです。

手形貸付を受けるときには、手形の金額に利率をかけて365日で割りその日から手形に書かれた支払期日までの日数をかけて利息を出します。
もちろん手形ですから不渡りを出さないようにしなければいけませんね。